プロンプトの書き方ガイド | Seedance 2.5

Seedance 2.5 のプロンプト設計。ショットの組み立て、引用符がそのままセリフになる仕組み、形容詞より参照画像、拒否される書き方。
Seedance 2.5 のプロンプトは最大 20,000 文字を収める 1 つのテキストフィールドで、映像と音声を同じパスで駆動します。引用符で囲んだものは完成したクリップのなかで話し言葉として返ってくるため、プロンプトはショットの説明であると同時に台本にもなります。この Seedance 2.5 プロンプトガイドでは、そのテキストをどう組み立てるか、言葉ではなく参照メディアに任せるべきものは何か、どんな言い回しが拒否に終わるかを扱います。
プロンプトフィールドが受け付けるもの
このフィールドはプレーンテキストで最大 20,000 文字を受け付けます。カメラ指示、セリフ、除外指定のための別枠はないので、すべてがその 1 本の文字列に乗って運ばれます。
テキストから動画を作る場合、プロンプトは必須です。参照画像、参照クリップ、参照音声を添付すると任意になり、その役割はシーン全体を描写することから、参照素材に何をさせるかを指示することへ移ります。参照画像 30 枚と 3 文の指示を載せたリクエストは、ごく普通の形です。
4 つの設定はプロンプトの外側にあり、文章で書いても設定できません。尺、解像度、アスペクト比、音声を生成するかどうかです。散文で「縦型の動画」と頼んでも、アスペクト比が 9:16 になるわけではありません。フィールドを設定してください。
Seedance 2.5 のプロンプトの書き方:ショットを構造化する
出力と突き合わせて検証できる描写は、読んで気持ちのいい描写より価値があります。被写体、その被写体が何をするか、どこで起きるか、光、カメラの動きの順に書き進めてください。どれも結果のなかで検証できるので、2 回目の生成が引き直しではなく目的を持った試行になります。
1 回の生成は 4〜30 秒で、複数のショットを収められるため、長いプロンプトはビート単位で書くのが最適です。ビートごとに 1 文を与え、どこでカットが入るかを書いてください。30 秒なら数個のショットを余裕をもって運べますが、20 ビートに割れば 1 つあたり 2 秒未満になってしまいます。
アクションの数は、設定した尺に対して正直に保ってください。5 秒に入るアクションは 1 つです。歩いて入ってきて、座り、飲み物を注ぎ、窓のほうを向く人物は、20 秒以上を要求しています。5 秒では圧縮されて意味の通らないものが返ってきます。
引用符で囲んだ行はセリフになります
音声は映像と同じパスで並行して生成され、セリフ、効果音、音楽をモノラルの 1 トラックとしてまとめます。引用符はセリフを操作するための面です。
各行は、そのまま聞こえてほしい形で書いてください。声に出して読み、時間を計り、尺のフィールドと突き合わせてください。40 語のスピーチは 5 秒のクリップには収まりません。複数の人物が話す場合は、周囲の文で誰のセリフかを明示し、対応関係が曖昧にならないようにします。
セリフ以外の音は、引用符で囲むのではなく描写します。環境音のベースと、具体的な効果音を 1 つか 2 つ名指ししておけば、音声のパスが手がかりにできる具体物ができます。
セリフのないクリップでは、引用符をプロンプトから完全に外してください。音そのものをなくすなら generate_audio をオフにします。既定はオンです。
具体的なものは参照メディアに移す
衣装、顔、特定の部屋、ロゴの形、手書き文字。こうしたものは説明に段落を費やしてもなお違うものが返ってきます。1 リクエストで参照画像を最大 30 枚、1 本あたり 2〜30 秒で合計 30 秒までの参照クリップを 10 本、音声トラックを 10 本まで受け付けます。
参照画像と参照音声は請求額を増やしません。参照動画は増やし、課金対象の秒数の数え方まで変えるので、まず画像から手を伸ばしてください。
メディアはすべて公開された HTTP(S) URL として渡します。data URI はプラットフォーム全体で拒否されるので、ファイルをホストしてリンクを渡してください。
参照素材を添付したら、それと重複する描写の文章は削ってください。画像がすでに示しているものを言葉で繰り返すと、同じ細部に対して真実の出どころが 2 つできてしまいます。
拒否されて返ってくるプロンプト
安全性による拒否はエラー 80006 を返します。このエラーはどの段階が発火したかを示さないので、引き金はプロンプトかもしれず、参照ファイルかもしれず、生成された出力そのものかもしれません。
3 つのカテゴリはモデルの内部でブロックされ、どのホストのどの設定でも解除できません。実在の著名人の名指し、第三者の知的財産、違法コンテンツです。存命の俳優やシリーズ作品のキャラクターを名指しすることが、自分で招く拒否として最も多いパターンです。
content_filter の既定値は true です。false にするとリクエストはより制限の緩いチャンネルへ回されますが、審査が無効になるわけではありません。オフにするスイッチではなく、ルーティングの選択です。同じフィールドの古い別名は nsfw_checker です。
失敗したジョブは拒否も含めて全額返金されるので、80006 にかかるのは時間であってお金ではありません。同じ文章をもう一度流すより、引き金になった特定の名詞を書き換えるほうが有効です。
下書きは 480p で
秒単価は解像度に比例します。参照クリップなしの生成で 480p は $0.118589、720p は $0.266824、1080p は $0.461856 です。480p の 5 秒テストは約 $0.59。同じテストを 1080p で回すと約 $2.31 です。
プロンプトの作業は構造の作業であり、構造は低解像度でも読み取れます。実際に納品する尺とアスペクト比を使って 480p で下書きと書き直しを重ね、仕上がったテキストを 1080p で 1 回だけ回してください。生成にかかる時間はどちらでも 2〜5 分で、結果のポーリングは無料です。
よくある質問
Seedance 2.5 のプロンプトはどれくらいの長さまで書けますか? 最大 20,000 文字です。その長さに近づくプロンプトは、たいてい濃密な描写の 1 段落ではなく、セリフ付きのマルチショット台本です。
参照画像を使う場合もプロンプトは必要ですか? いいえ。参照メディアがあればプロンプトは任意で、テキストから動画を作る場合は必須です。それでも短い指示を添えると、たいてい結果が良くなります。
特定のセリフを人物に喋らせるにはどうすればいいですか? その行を引用符で囲んでください。引用符のなかのテキストは映像と同じパスで話し言葉として生成されるので、指定した尺に収まる短さにしてください。
プロンプトがエラー 80006 で失敗したのはなぜですか? 80006 は安全性による拒否で、どの段階が発火したかは特定しません。まずプロンプトのなかに実在の人物名やブランドのキャラクターがないかを確認し、次に参照ファイル、最後にシーンそのものを見てください。ジョブは全額返金されます。
ひとことでまとめると
この Seedance 2.5 プロンプトガイドの内容は、ひとつの形に集約されます。フィールドは 1 つ、20,000 文字、映像と音声は一緒です。セリフは引用符で囲み、それ以外の音は描写し、映像は尺に収まる検証可能なビートとして書き、視覚的で具体的なものはすべて無料の参照画像に押し込んでください。尺、解像度、アスペクト比、音声は、それぞれのフィールドに任せます。下書きは 480p、納品は 1080p で 1 回。


